こんにちは。
看護師のけいです。
みなさん、SNSなどで看護師のアカウントが活動されているのをご覧になったことはありませんか?
「看護師の仕事は辛い。お局、患者からいろいろ言われる」
「夜勤中に全然休憩がとれない。転職してからは休憩時間がしっかり確保されている。」
「新卒で急性期総合病院に就職したけど、辛すぎだった。」
こんな投稿をご覧になったことはありませんか?
どの投稿も看護師の労働環境を考えると、決して間違ってはいないと思います。あらためて看護師の労働環境って過酷だなとしみじみ思います。
しかし、これらの投稿の行きつく先はと言いますと・・・、
「転職して今はハッピー 辛いんなら転職しなよ」
みたいな結論にいきつく場合が多いんじゃないかなと思います。
なぜかと言いますと、看護師の転職サイトに登録して、紹介料をもらいたいからなんです。
辛い職場から転職して今はハッピー!!と。
まぁ、それ自体は実際にあると思うし、本当に辛いんなら職場を変えるというのも選択肢としてはアリだと思います。
しかし、その投稿をしている人は本当に看護師なのでしょうか?看護師を装っているブロガー、アフィリエイターではないでしょうか?
ブロガーとは、インターネット上でブログという形式を使って情報や意見を発信する人のことを指します。
ブログは個人の趣味や専門知識を基にした記事が多く、特定のテーマに特化したものから、日々の出来事を記録する日記のようなものまで様々です。
ブロガーはその記事を通じて読者とコミュニケーションを取ったり、情報を提供したりします。
アフィリエイターは、ブログやウェブサイトを通じて商品やサービスを紹介し、そこから発生する成果(例えば商品の購入やサービスの契約)に応じて報酬を得る人のことを指します。
アフィリエイトの仕組みは、広告主が提供するリンクをブログやウェブサイトに貼り、読者がそのリンクをクリックして商品を購入すると、紹介料が支払われるというものです。
看護師の転職サイト登録はアフィリエイトの中でも比較的高単価の案件ですので、報酬を得ようと看護師ではない人が、先輩看護師をよそおって、新人看護師を看護師転職サイトに誘導する、というのがあってもおかしくはないかなと思います。
では、その看護師(自称)が本当に看護師かどうかの見極めはどうすればいいのか?
それは、その看護師が自身が働いていた職場、領域の専門性のある話をどれくらいしているか?だと思います。
病棟、職場の愚痴ではだめですよ。自分の仕事の専門的な話についてです。
夜勤、お局の愚痴、希望休が取りにくい、始業時間前の情報収集など・・・ 看護師の仕事の愚痴は限りが無いですが、こんな話はネットにいくらでもころがっていますからね。
自称看護師ブロガー・アフィリエイターが、看護師の悩みに共感、傾聴しようとしてX(旧Twitter)の投稿をパクってくればいくらでもできますからね。
そういう看護師という職業の不平不満よりも、その投稿者がどれだけ自分の仕事の専門性を投稿しているかの方が、看護師として信憑性があると思います。
実際、職場で1年でも仕事をしていれば、ある程度専門性のある投稿はできますからね。その職場で働いたことがある人でないとわからないことを投稿できるはずです。
私の話をたとえとして出してみます。
私は手術室看護師でしたので、手術室看護師を経験したことでないとわかってもらいづらいことを投稿しています。
詳しくはこちらの記事をご覧頂けると幸いです。
投稿をしている人が本当に看護師なのか、どうか。
単にアフィリエイト報酬を得ようとしているブロガー、アフィリエイターではないのか?
気をつけてくださいね。
看護師じゃないのに、看護師を装っている人の養分にならないよう、お気を付けください。
◆関連記事◆